穏やかな成長と愛の物語 「僕が愛したすべての君へ」の感想と考察
千年鯨です。
この「僕が愛したすべての君へ」こと「僕愛」は以前書いた「君を愛したひとりの僕へ」こと「君愛」と同時期に公開されました。
スピリチュアルな視点ではハッピーエンド? 「君を愛したひとりの僕へ」の感想と考察
どんな映画なのか、そして君愛との違いに触れながらも主人公の歩んだ道を紐解いてみたいと思います。
「僕が愛したすべての君へ」の基本情報
「僕が愛したすべての君へ」の原作は乙野四方字先生によるSF小説です。
2016年6月23日に「君を愛したひとりの僕へ」と共にハヤカワ文庫JAより刊行されました。
映画も同様に2022年10月7日に同時に公開されました。
「僕が愛したすべての君へ」のあらすじ、感想、考察
「僕が愛したすべての君へ」こと「僕愛」は心が穏やかになる素敵な物語です。
穏やかな恋愛物語を見る方にはおすすめの映画です。
「僕が愛したすべての君へ」のあらすじ
1.両親が離婚する際、主人公の暦は母親についていった
2.高校生の頃、主人公は同じクラスの女子こと和音に出会う。
和音は他の平行世界からやってきたこと、そしてその世界では恋人同士だと自己紹介する
3.和音のおかげで交友関係が増えたりした暦は、大学進学後に和音と交際を始める。
就職して共に研究所に勤めることになる
4.ある日、家族で出かけた際にとある事件に巻き込まれたが……
というのがおおまかなあらすじです。
感想・考察1 和音は暦にとってのソウルメイト?
「僕愛」の暦の人生のパートナーは和音です。
和音は「君愛」でも暦と関わっており、研究所では相棒という立ち位置にいました。
「君愛」では和音の何気ない話や手助けによって暦は解決策を思いついたのです。
ある意味和音は重要なキーパーソンなんですよね。
「僕愛」でも和音は暦にとってかけがえのない存在になりました。
私が和音をソウルメイトと思うようになったのは以下の点からです。
・暦の人生をよりよいものに変えるほどの勢いがある
・なぜか嫌いにならない
・人生のターニングポイントに出会う
からですね。
暦は和音に出会う前、さえない半生を送っていました。
和音に出会わなければ、高校時代が充実するなんて想像しなかったかもしれません。
「君愛」の時から和音からは何かしら特別なことを感じていましたが、和音も運命の人だったんですね。
スピリチュアルなものを感じさせられました。
感想・考察2 人を愛する上で大切なことが学べる
僕愛では穏やかな恋愛や人生が描かれていました。
この物語の暦の根底にあるのは祖父との話なんですよね。
「僕愛」の暦は「君愛」の暦に巻き込まれる形で、平行世界の祖父に出会いました。
「僕愛」の世界の祖父は最悪な形で別れてしまったのですが、「君愛」の世界で祖父から大切なことを学ぶのです。
「僕愛」の暦が不器用ながらも穏やかな気持ちや考えを抱いていたのは、祖父の考え方のおかげなんですね。
暦と和音の関係のように大切な人を思いやる素敵な恋をしてみたいと思いました。
感想・考察3 リア充爆発しろと思ってるなら、さっさと行動しろ
「君愛」の後に「僕愛」を見ると、暦のリア充っぷりが目立つものですね。
冴えない半生を送っていた暦がとあるきっかけでリア充な生活を送るなんて学生時代に非リア充だった私にとっては羨ましい限りです。
暦の人生が変わったきっかけは和音ですが、暦と和音のやりとりでクラスメイトたちに興味を持ってもらったことで暦の学生生活が充実するようになったのです。
人生の転機って些細なことで起きるものなのかと驚きですね。
何か自分の人生がマンネリで満足できないなら、何か行動すべきなんだなあと感じました。
自分も何か些細な事や生活習慣を見直して、良い方向に変えるように努力したいです。
感想・考察4 心が幸せで満たされる
ハッピーエンドが好きな人なら僕愛をおすすめします。
こんなに心が幸せで満たされる映画に出会えるなんて最高ですね。
映画を見てからしばらくの間幸福感でいっぱいでした。
精神的に疲れている時、癒されたいときには見るべき映画です。
幸せとは何か、愛とは何か、穏やかに育まれる恋物語
幸せとは自分だけではなく、周りも共に幸せになるものです。
何気ない日常が輝くほど素晴らしいものであることを「僕愛」で実感しました。
私も暦みたいにさえない学生時代を送っていました。
しかし自分の人生を変えようと行動した結果、今は想像できないくらいの幸せな生活を楽しんでいます。
人と人との縁を大切にしながら生きていきたいです。
あなたも何か幸せとは何か、学んでみませんか。
映画を見る事によって人生が変わるきっかけになれたら幸いです。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません