映画『ユージュアル・サスペクツ』の感想・考察 常識と思い込みで驚かされるストーリーにドキドキ!

こんにちは、千年鯨です。

みなさんは物語の主人公について何か思ったことはありませんか?

主人公って、物語で一番語られる対象ですから何かしら目立つ存在です。

しかし、これから紹介する映画は誰もが考える主人公像が思いっきりひっくり返されるものです。

どんな映画なのかについてこれからご紹介します。

映画『ユージュアル・サスペクツ』の基本情報

監督:ブライアン・シンガー

公開年:1995年(米国)

5人の前科者がとある人の陰謀やらで集まったクライムサスペンスです。

簡単に言うと、回想をはさんで時々現在と過去が行き来するストーリーの流れですね。

第68回のアカデミー賞でケビン・スペイシーが助演男優賞、クリストファー・マッカリーが脚本賞を受賞しました。

本当にあっと言わせるのがすごくて、今も最後まで見たときのあの衝撃を忘れられません。

映画『ユージュアル・サスペクツ』のあらすじ

ユージュアル・サスペクツのあらすじは以下の通りです。

1.カルフォルニア沖で船が爆発、生き残った詐欺師ヴァーバル・キントに切れ者の関税局捜査官が事情聴取する

2.キント曰く、船に乗っていた仲間とはとある事件の面通しで出会ったとのこと

3.いろいろあって銀行強盗をした5人は弁護士に出会い、自分たちが集められたのは伝説の怖い人「カイザー・ソゼ」が仕組んだことだと教えられた

4.やばいことに巻き込まれたと怯えた5人たち、その後命令通りに動いて冒頭の船の爆発に至るのであった。

映画『ユージュアル・サスペクツ』の感想・考察

さて、この『ユージュアル・サスペクツ』を英語表記にすると『the usual suspects』です。

日本語に訳すと事件がある度に真っ先に疑われる犯罪者たちという意味になるそうです。

『ユージュアル・サスペクツ』は最初はちょっと退屈なのかなと思われましたが、最後まで見るときの盛り上がりや驚きはすばらしいものでした。

これから詳しい感想や考察について記します。

もし、『ユージュアル・サスペクツ』をまだ視聴してない方はぜひ視聴してから感想・考察を見てくださいませ。

映画『ユージュアル・サスペクツ』の感想・考察①登場人物の癖が強い

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『ユージュアル・サスペクツ』はとにかく登場人物の癖が強いですね。

5人の容疑者が集まったのですが、元刑事や詐欺師などのみんな前科者なんですよね。

カイザー・ソゼによって集められたのですが彼にとっては都合が良い5人なのでしょう。

この5人がどうなっていくのか、カイザー・ソゼの思惑通りに動くのかとハラハラしました。

映画『ユージュアル・サスペクツ』の感想・考察②実はあいつが主人公(黒幕)なのかよ

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『ユージュアル・サスペクツ』を見ていた時に最初に思ったのは、主人公は元刑事の前科者ことディーン・キートンなのではと思ったのです。

元刑事ということで周りからもリーダーとして慕われていましたし、全体的にディーン・キートンが目立っていましたからね。

結局この元刑事さんはお亡くなりになってしまい、生き残ったのは左側の手足が不自由なヴァーバル・キント。

脇役が主人公たちの生前に起きたことを語った話だと思い込んでいましたが、実は違うと。

最後まで読んだときはああーーーーっと驚きましたね

こういう形の主人公もいるのかと目から鱗が落ちました。

映画『ユージュアル・サスペクツ』の感想・考察③記憶を最初から消して楽しみたい

驚く表情
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すごい映画なんですよ、『ユージュアル・サスペクツ』。

こういう実は○○って系映画って最初は退屈になりがちなんですよね。

だけど、映画が進むにつれてだんだんと面白さが加速するものなのです。

最後まで見たときは何が本当で何が嘘なんだとわからなくなりましたね

観客を混乱させる映画がこの世にあるなんてすごいなあと思いました。

映画『ユージュアル・サスペクツ』の感想・考察④一番怖いのは黒幕だよね

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大体黒幕って怖い存在として描かれていますが、今まで見た映画の中で『ユージュアル・サスペクツ』の黒幕が一番怖いなあと思いましたね。

意外なところにいたり、何食わぬ顔して警察からの事情聴取を受けたりしてすごいなあと思いましたね。

結局あの恐ろしいカイザー・ソゼは逮捕されるのかどうかと気になりますが、あんだけ周りを翻弄させる人ですから簡単には逮捕できないだろうなあと予想できますね。

いやあ、すごいなあ。さすが黒幕だなあと感心しました。

まとめ 映画『ユージュアル・サスペクツ』は常識思い込みがぶっ壊れるほど面白い

口の前に人差し指で静かにするよう促す
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『ユージュアル・サスペクツ』は今ではよく見かける形の映画ですが、衝撃的なものですね。

全ての流れは一人の男の手の中、大胆な行動に脱帽です。

複雑な物語を書いた脚本家さん、そして黒幕を演じた方にアカデミー賞が贈られたのも納得ですね。

とにかくすごい映画なので興味を持った方はぜひ見てください。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。